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スカウトテンプレート作成のポイントとは?

スカウト型サービスにおいて一番といっていいほど重要なスカウト文。
ですが、いざつくろうと思っても色々と悩んでしまって進まない…という方も多いのではないでしょうか?

本記事ではスカウトテンプレートの作成方法から実際の事例まで、お悩みをまるっと解決できるよう徹底解説いたします!


目次

  1. スカウトテンプレートとは?
  2. テンプレート作成のポイント
  3. スカウトテンプレート事例
  4. 最後に


スカウトテンプレートとは?

- テンプレートはなぜ必要?

「テンプレートを作らなくとも、そのままメッセージを打ち込んで送ればいいのでは…?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そもそもスカウトテンプレートはなぜ必要なのでしょうか?
その理由はずばり「工数を削減するため」です!

キミスカでは毎月沢山のスカウトを学生に向けて送信することができます。
スカウト型は「攻めの採用」と言われるように、企業からのアプローチの数も非常に重要です。
そんな時、1人1人に白紙の状態から文章を作って送るのは大変な時間と工数がかかります。

また、スカウト種別ごとにターゲットを変えたり、営業職と技術職を平行してスカウトしたりと、キミスカの使い方は非常に自由度が高いです。
ターゲットに応じたテンプレートの作成や、エントリー後の日程調整、面談のお礼もテンプレート化することで、大幅な工数カットができスカウト送付数を重視した運用ができるのです!

- テンプレートの作り方と注意点

下記ヘルプページより、テンプレートの作り方と注意点をご案内しておりますのでご確認ください!

※ゴールド/シルバースカウトテンプレートの作り方はこちら
​​​​​​​※ノーマルスカウトテンプレートの作り方はこちら

- スカウト文 おすすめの構成

スカウト文の構成において重要なのは「ストーリー」です。

学生はスカウトを受け取って初めて貴社がキミスカを利用していることを知り、興味を持ちます。
スカウト文を開封し、文章を読んでみて学生はエントリーをするかどうかを判断します。
つまり、「興味を持たせてエントリーさせる」ことがスカウト文の目的です。

初めて読み進める側の気持ちになって

  • 「エントリー」の行動に移るような流れになっているか?
  • そこに向けた適切な情報は記載されているか?を意識しながら作成していきましょう!

▼おすすめの構成

  1. 題名、キャッチコピー
    スカウトを開封して最初に目に入る部分です。
    その先も読み進めよう、と思わせるように限定感やキャッチーな題名を記載しましょう。

  2. スカウトをした理由
    なぜ自分にスカウトが届いたのかを伝える部分です。
    受け取った側が納得できるように、しっかりと学生に合わせてカスタマイズしましょう。

  3. 採用担当の自己紹介
    スカウトは「個と個」のコミュニケーションです。
    どんな人が送っているのか、担当者個人の情報や人柄も大切です。
    機械的な印象に伝わらないように、人柄をしっかり出していきましょう。

  4. 会社、事業の魅力や強み
    どんな会社なのか、どんな事業をやっているのか、自社の魅力を伝えられる部分です。
    他社との違いや、魅力的な点をわかりやすくまとめることがポイントです。

  5. 仕事内容・働く環境
    z世代の学生が特に気になる部分です。
    その仕事でどんなことができるのか、その魅力は何か、働くイメージをわかせてあげましょう。

  6. 今後の流れ、選考フロー
    どんなステップがあるのか、エントリー後の流れを簡単に伝えて学生を安心させましょう。
    エントリーまでのハードルを下げることがポイントです。

テンプレート作成のポイント

- テンプレートを作る前にペルソナを決める

テンプレートを作り始める前に「誰に送るのか?」というペルソナを定めておくことは非常に重要です。
特にゴールド/シルバースカウトは通数の少ない貴重なスカウトになりますので、
ペルソナに優先度をつけて、その学生がしっかりとエントリーしてくれるような情報を文面で訴求していくことが大切になります。

例えば、、
「20代のうちからバリバリ働きたい、年収1,000万稼ぎたい!」と考える学生がペルソナだとします。

そのペルソナに対して、
「うちの魅力は福利厚生です!残業ほとんど無し!超ホワイト企業です!」と伝えてもあまり刺さりません。

なぜなら、そのペルソナが魅力に感じる情報ではないからです。
学生からすれば「自分が求めている環境じゃないな、やりたい仕事じゃないな」とエントリーを辞退されてしまいます。

ですので、スカウトテンプレートを作成する前に「どんな学生に向けて送るのか?」という部分はしっかりと決めておきましょう!

- 働くイメージが持てる内容で『興味』を持たせる読みやすい構成

スカウトにエントリーをしてもらうためには、スカウトに記載している情報に「興味を持ってもらう」ことが重要です。

興味を持たせる方法はいくつかありますが、一番取り組みやすくおすすめなのは、働く姿や仕事内容のイメージを持つことができる文章を記載することです!

《1》興味を持ってもらいにくい文章例
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今回○○さんには、弊社のコンサルタントとしてご活躍いただきたくスカウトしました!
コンサルタント職では様々な業界の企業と関わることができるため、自分自身の知見も増やすことができ、ビジネスパーソンとして必要なスキルを身につけることができます!
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《2》仕事内容のイメージが持てる文章例
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今回は、自社サービスの「キミスカ」を企業様にご活用頂くための【コンサルタント】としてご活躍頂きたいと思っています。
コンサルタント職の仕事内容は、スタートアップから大手まで「採用に課題を持つ企業」に対して、現在の採用における課題を細かくヒアリングし、解決に向けた提案活動を行います。

様々な業種・役職のクライアントに対して提案を行っていくため、ビジネスパーソンとして必要なスキル・経験を磨きつつ、顧客の課題解決のため長期的にサポートをしていくことができるお仕事です。
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◎ ポイント!
*働くイメージが持てるような具体的な内容にする!
《1》ではコンサルタント採用ということはわかりますが、具体的に「誰に対して何をする仕事なのか」までは理解できません。
キミスカ利用学生に「選考を受けたい企業を探す際に重視する項目」を聞いたアンケートでも、業務内容が最も回答数として多い結果となりました。


※キミスカ24卒学生アンケート_202301

《2》の例のように「実際のお客さまはどんな人か」「そこに対して何をする仕事なのか」まで書いていただくと、自分が働くときのイメージが持ちやすくなります!
また、自社のコンサルタントとして働く価値やメリットも記載すると、さらに魅力が伝わり興味を持っていただける内容になります。

- 『抜き出し』ではなく『スカウト理由』にこだわる!

スカウト理由の記載・抜出は、スカウト型サービスだからこそ大事にしたい内容です。
ですが、抜き出しをすること自体が重要なのではありません!

  1. その強みがどう生かせるのか
  2. どんな職種(仕事)の中で生かしてほしいと考えているのか

この情報を入れることで、格段にスカウトの質は上がります。

「この会社とマッチしているのかもしれない」
「この企業に必要とされているんだ」 と感じさせることがエントリーへのカギです!

《1》テンプレート感が強く改善が必要な文章例
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この度○○さんのプロフィールを拝見し、【責任感がある】という強みが大変素晴らしいと感じました。
ぜひ一度詳しくお話をお伺いしたいと思っておりますので、エントリーいただけますと幸いです!
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《2》反応率の高いスカウトの文章例
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・柔軟性と協調性を持ち合わせている点
→私たちの仕事は、お客さま一人一人としっかりと向き合うことが大切です。

お客さまも様々な業種・立場の方になりますので、その方に合わせたコミュニケーションや提案が必要になります。

また、コンサルタント職であってもチームで日々情報共有をしながら、より良いサービスの提供に向けて仕事をしておりますので、大学時代サークル仲間と協力しながら目標達成のために行動されたご経験は弊社の仕事の中でも十分に生かしていただけると考えております!

ぜひ○○さんの柔軟性と協調性という強みを弊社のコンサルタント職の中で発揮いただきたいと思い、お声がけいたしました!
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◎ ポイント!
*自分の強みや経験がどう生かされるのかを記載する!
《1》でもスカウト理由は記載されていますが、自己PRの内容をコピーして貼り付けているように見えてしまいます。
しっかり中身まで目を通してくれたのか、なぜ自分にスカウトが来ているのか、
この文章では伝わりづらいため《2》のように「具体的にどういう点が良くて、自社とどうマッチしているのか」を記載いただくことがおすすめです!

- 情報の中身だけでなく、『雰囲気・印象』で差別化をする!

スカウト文の構成や言葉の使い方などから、企業の雰囲気や人事の人柄は伝わるものです。
他社との違いや実績など書けるものがない!という企業こそ、他社と毛色が違うスカウトで学生を振り向かせましょう!

《1》人事の人柄を魅せる文章例
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日々就職活動お疲れ様です・・!
世の中には色んな企業がありますので、「自分に合っている会社はどこなのか?」選び抜くのは難しいですよね。。

私自身も就活生の頃、なかなか「ここだ!」と思える企業に出会えず悩んだことがありました。

ですが弊社グローアップに出会い、こんなにも本音で自分のやりたいことを語ることができ、かつその考えを受け入れてくれる会社があるんだ・・!と衝撃を受けました。
もし、○○さんが「いい会社に出会いたいけど…よく分からない」と感じていらっしゃるのなら、ぜひ一度お話をしましょう!

弊社のサービスである「キミスカ」は、「自分にマッチする企業と出会いたい」「自社にマッチする人材を採用したい」という就活生と企業のサポートをする会社です。
きっと弊社のサービスや価値観にも共感していただけるのではないかと考えております!
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◎ ポイント!
*担当者に会ってみたいと思わせる文章!
就活生の多くは不安を抱えながら日々過ごしています。
採用担当が就活生と年齢が近い場合、自身の就活の時の話を入れることで親近感が増し、この担当者と会ってみたいという動機でエントリーをしてくださるケースもあります。

きれいにまとめたスカウト文も見やすいですが、人事の人柄や会社の雰囲気が伝わってくるような文面も、興味を持ってもらうきっかけになりますのでぜひ意識していただけましたら幸いです!

《2》学生を安心をさせる情報
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弊社には「1人1人の理想のワークスタイルを実現するサポート」が充実しております!

■入社後研修やOJT研修、200種類以上のe-ラーニングなど、基礎から発展的なスキルまで積極的に学ぶことができます!

■新入社員一人につき先輩社員がメンターとして付くため、分からないことはすぐ相談しながら安心して働けます!

■好きな時間に出社・退社ができるので、ライフスタイルに合わせた勤務が可能です!

■月の平均残業時間は10時間ほど!定時で帰る社員がほとんどなのでプライベートの時間をしっかり確保できます!
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◎ ポイント!
*会社選びの軸をうまく使いピンポイントで魅力付けをする!
会社選びの軸で「プライベートとの両立が図れる」「リモートワーク制度に対応している」「住宅補助など給与以外の制度が充実している」などの働く環境を選んでいるような学生に、上記文面が届くと「いいかも!」と興味を持ってくださるはずです。

自分の大事にしている軸・価値観が、この会社でも大事にされているんだという安心感を感じていただくことで、会社への興味や志望度はぐっと高まります!

- 特別感・限定感が伝わる魅せ方をする!

スカウト型サービスはナビサイトと違い、企業側からアプローチをする点が大きな特徴です。
「数多くの学生の中からあなたが自社に合っていると思いスカウトをしたんだ」という熱意を、文章もしくはスカウト特典でしっかりと伝え学生を振り向かせましょう。

下記にて、特典ごとの魅せ方の例を紹介しておりますのでご参考にしていただけますと幸いです。

▼早期選考に特別に案内をする場合
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・☆特典付き☆キミスカ限定の超早期選考会にご招待します!
 (他の求人ではご案内をしていないものですのでぜひご参加ください!)

・ゴールドスカウトを受け取った方だけに、10月からの早期選考をご案内しています。
 年内に内定獲得が可能なスピード選考です!
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▼特別イベント・個別面談に案内をする場合
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・【※9月までにキミスカでエントリーいただいた方限定※】インターンシップに優先的にご案内します!毎年このインターンシップから入社に繋がる学生が出ています!

・《特別スカウト》実際の現場でも経験を積んできた採用担当とのカジュアル面談つきスカウト!実際の仕事内容や働き方、選考のポイントまで気になることを何でも質問していただけます☆
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▼その他
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・株式会社○○、取締役の△△です。○○さんのプロフィールを拝見し、~~なところが自社の求める人材とマッチしていると感じ直接スカウトを送らせていただきました。
ぜひ一度30分ほどのカジュアル面談でお話をしませんか?
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スカウトテンプレート事例

ここまでスカウトテンプレートについて沢山のポイントをお伝えしてきました。

本記事で紹介をしたポイントを全て取り入れていただくことをおすすめしたいのですが、
文章量が多くなってしまったり、本当に伝えたいことが伝わりづらくなってしまったりと、上手くまとめられない…ということもあると思います。

最後に、今回のポイントを踏まえたスカウトテンプレートの事例を一つご紹介します。
ぜひ今後のテンプレート作成の際にお役立てくださいませ!

▼ターゲット
・人材業界志望
・営業もしくはコンサルタント職志望
・ベンチャー志望
・会社選びの軸で「成長できる職務内容がある」を選択
 ∟ 成長意欲が高く、チームで目標に向かって仕事をしていきたいタイプ

▼スカウト文

最後に

いかがでしたでしょうか?

情報をきれいにまとめることももちろん大切ですが、企業の人事として学生に何を伝えたいのか、それを文章化し思いを伝えていくことが「スカウト」には必要です。
型にはめようとするのではなく、
採用担当だからこそ作れるスカウト文で欲しい人材を振り向かせましょう!