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キミスカを効率的に運用する方法とは?

スカウト型サービスを自社利用するためには、まず「スカウト送付の時間を確保すること」が最も重要と言えます。
なぜなら、スカウト型の仕様として企業様からのスカウトなくしてエントリー獲得は難しいからです。

時間の確保がままならないままスタートしてしまい、結局スカウトを打てずに終わってしまった‥というケースもございます。

ダイレクトリクルーティングで採用していただくためには、スカウト送付時間を週に1時間は確保すべきだと、
キミスカの運営をしている私たちは考えています。

それが難しいということであれば、自社で運用するのは少々厳しいと言わざるを得ません。

さて、本題ですが…
前述にもある通り、まずは「週に1時間」スカウト送付の時間を確保しましょう。

実はそれができれば1ヶ月で約160通のスカウトを送ることが可能なんです!

本当にそんなに早く送ることができるの‥?と、不安に思われる方もいらっしゃると思います。
それを実現するにはちょっとした工夫が必要なのです。

本記事ではその「工夫」についていくつかご説明させていただきますので、
是非そのような視点でご覧いただけると幸いです。


目次

  1. 早く送るコツ
  2. 検索条件×テンプレ運用
  3. エントリー自動返信機能の活用
  4. マッチング精度を上げることでターゲット外の学生との接触を削減
  5. 目標接触数の作り方
  6. 最後に

早く送るコツ

まずはスカウト送付前の準備を再確認していきましょう。

スカウトを送る上でなくてはならないものとして、

  1. ターゲットイメージ(=ペルソナ)
  2. 訴求内容(テンプレート/企業紹介ページ)
  3. エントリー後~内定迄のフロー
  4. スカウト送付にあたるKPI

の、4点が挙げられます。

上記のステップを終えたのち、学生との接点を持つ上で最初のステップとなる学生検索を行います。
この学生検索では上記でいう「1、ターゲットイメージ」に沿って絞っていくと良いでしょう。

逆に上記が未完成、もしくは不十分の場合、
ターゲットへの訴求に溝が生まれ、接触数が下がってしまう可能性もあります。

また早く送るコツとして、
スカウトテンプレートに予めカスタマイズする箇所を定めた上で設定することをオススメしております。
テンプレートにカスタマイズする箇所を登録しておくことで、
実際送付をいただく際にカスタマイズ箇所を考える必要が無くなり、時間短縮につながります。
キミスカではカスタマイズ箇所「●●」として挿入、登録することもできますので、ぜひご活用下さい。

※「●●を埋め込む」の使い方はこちら

少し話が変わりますが、
スカウト送付の際の所要時間と1ヶ月の送付スケジュールについても触れていきます。

平均での算出にはなりますが、
1通のスカウトを送るのに約2~3分かかります。

仮に貴社がゴールドスカウト50通を1ヶ月で送付する、とすると
50通×3分=150分(2時間30分)の時間を要します。

1ヶ月の稼働時間が160時間の場合、
160時間のうち2時間30分の確保と考えると、送付のイメージは掴んでいただきやすいかと思います。

1ヶ月の業務時間の中で何時間スカウト送付に費やすのか、
送付の時間をいつ確保するか、を月初にスケジュールしていただくことにより、
より効率的にスカウト送付が可能になります。

上記ではゴールドスカウトを例にご紹介しましたが、
シルバースカウト、ノーマルスカウトも同様に設定していただければと思います。

それでも全て送るのが難しい際は、
せめてゴールドスカウトのみでも良いのでお送りいただくと良いかと思います。

スカウト型の仕様として企業様からのスカウトなくしてエントリー獲得は難しいです。

効果的な運用に向けて、ぜひ計画的な運用をご検討下さい!

検索条件×テンプレ運用

スムーズにスカウトを送るテクニックとして、検索条件とテンプレートを予め対応させて設定しておくことが大切です。

ゴールド/シルバースカウトは学生のプロフィールからカスタマイズして送付することが可能です。
いくら時短で送付をするからと言っても、カスタマイズをしないで送ることはあまりおすすめしません。

とはいえ、一人ひとり見てカスタマイズして‥を繰り返すとなかなか数を送ることができないという課題が発生しますよね。

そこで、「検索条件とテンプレートを予め対応させて設定すること」です。

例)
--------------------------------------------------------------------------------
検索条件 → 「目標達成意欲がある学生」を検索できる項目をチェック
テンプレ → 「目標達成意欲がある[:USER:]さんのプロフィールを拝見し~~」と事前に設定
--------------------------------------------------------------------------------

上記のようにお使いいただくことで、何もせずにテンプレ感のあるまま送るよりも、学生個人に送付している印象を与えて送付することができます。

「カスタマイズしたいけど、どうしても全てのスカウトをカスタマイズすることが難しい」という場合にはお試しいただくこともおすすめです。

エントリー自動返信機能の活用

「スカウトは送った!でもエントリーあった学生に一人一人返信するのも手間だし、すぐ対応できないだよね・・・」
そのように思う方もいらっしゃると思います。

確かに、エントリーあった学生に1通1通お礼メッセージを送ったり、
その都度説明会のご案内は時間がかかりますよね。

でもご安心ください!

実はキミスカには、
エントリーがあった学生の最初に送るメッセージを自動化できる「エントリー自動返信設定」という機能があります。

こちらを設定することで、
日時関係なくエントリーしてくれた学生へスピード感のあるメッセージが送付可能です。

更にエントリーしたスカウトの種別によって文面を変更でき、
インターンシップや説明会といったイベントの予約フォームも添付することが可能です!
(予約フォームはキミスカの説明会管理の設定が必要です。)

「工数を削減できる所はとことん削減!」ぜひ自動返信機能をご活用下さい。

※「エントリー自動返信設定」のご利用方法はこちら

マッチング精度を上げることでターゲット外の学生との接触を削減

- 落とす工数を削減する

キミスカを利用いただく際、
「とにかくいろんな学生に送って接触できる数を増やしたい!」と様々な学生に対してスカウトを送っていただく企業様もいらっしゃいます。

もちろん、上記の使い方も一つではありますが、
効率的に利用いただくためには、より「精度」の高いマッチングとしての活用もいただきたいです!

ここはいわゆる【Z世代】と言われる最近の若者の傾向にも通ずるものがあります。

例えば、10名の採用を行う上で500名の母集団確保をいただくと仮定します。
上記の人数規模にて母集団をいただくと、結果的には490名の学生を「落とす」工数が発生します。

エントリー数が想定より減少してしまった場合は説明会や選考回数を増やす、
選考ハードルを下げるなどの施策を行うかと思います。

上記改善施策の結果、工数や人件費の増大、採用学生の質の低下に繋がりかねませんよね。

-  「個」のコミュニケーションが大事

近年の学生の傾向として、
説明会や選考の過程で「個」に寄り添った情報やコミュニケーションを好み、
上記を行う企業に対して入社意欲が高まる傾向にあります。

つまりは、母集団を獲得するための採用から
欲しい人材への興味付け、相互理解のための選考を行うことが、効率的かつ効果的に採用を行う上でとても大切なのです!


※キミスカ24卒学生アンケート結果_202212


そもそも接触をする対象を絞り、
その分、対象学生への対応に工数を割いていただくことで、
【対応すべき学生への質の高い魅力付け・フォロー】を実現することができます。

ぜひアプローチするべき対象を絞り、数ではなく質に注力をいただくことで、
工数削減と共に質の高い採用につなげていただけましたら幸いです。

目標接触数の作り方

ただ闇雲にスカウトを送るよりも、明確に目標を設定して利用した方がもっと使いやすいかもしれません。
貴社採用目標数、各選考フェーズの遷移率を基に目標接触数を算出していきましょう!

一つ例として、
弊社グローアップの事例をご紹介いたします。

弊社では毎年だいたい5名前後の採用を目標としており、
選考会参加から内定までの遷移率が約10%になります。
(前年度遷移率実績を基に策定しております。)

つまり、50名の選考参加学生数としてKPIをたてておりました。
(5名 ÷ 10% = 50名)

更に、説明会参加から選考参加率を80%と設定し、約65名を説明会参加数の目標としておりました。
(50名 ÷ 80% = 62.5名)

最後に、エントリーからの説明会参加率が約70%とシミュレーションを行い、
エントリー数としては90〜95名を目標にしておりました。
(65名 ÷ 70% = 92.9名)

更に弊社では、上記エントリー数の為のスカウト送付数のKPIも立てており、
送付時期の平均実績を参考にシミュレーションしておりました。

送付時期期間中の平均反応率が
・開封率:74%
・エントリー率:28%

でしたので、
90~95名のエントリー獲得に向けて必要なスカウト送付数を合計約440通と設定し、
1ヶ月の送付目標数まで数値化をして集客を行っておりました。

弊社では送付期間として約5ヶ月と想定していましたので、1ヵ月あたり約90通をスカウト送付目標に設定しました。
裏を返せば、最低でも毎月90通は必ず送付をしました。

※上記でご紹介した反応率等数値は採用年度や時期により異なります。
 あくまで算出する際のイメージとしてご参考下さいませ。

このように貴社の選考遷移率ご実績や目標遷移率を基に算出いただくことで、
エントリー数、更には目標スカウト数のイメージも湧いてくるかと思います。

しかし、ただ設定するだけでは効果はありませんので、
しっかりと学生と接触、採用していただくためにも、設定した目標数を担保することが大切です。

最後に

いかがでしたでしょうか?

スカウトを送る=工数がかるイメージが強いかと思いますが、
送付前の準備や各種機能を活用、更に送る対象を絞りつつ「送る目標数」も定めることで、
よりスムーズに、より効率的にキミスカを活用してマッチングすることが可能です。

ぜひ本記事を、貴社で送付いただく際の施策のご参考にしていただけますと幸いです。