
説明会から選考へ上手く進んでもらえるポイントとは?
「学生からエントリーを集め、説明会を実施し、いよいよ選考・・!」
という段階で、気づいたら選考を希望している学生が少ない。。。
そんなことはありませんか?
今回は、エントリーした学生が選考へ上手く進んでもらえるようなポイントをお伝えします。
目次
エントリー学生が選考を辞退する理由
- 説明会で興味を惹かれなかった
就活生にとっては、複数の企業に応募するのは当たり前。
自社の説明会も、単なる「企業の自己紹介」で終始してしまっては、
肥えた学生の目は引けないもの。
実際に学生にヒアリングしてみたところ、
3人に1人以上の学生が「自分の志向性と合うか」を重視する結果に。
つまり企業は上記を踏まえた説明会の内容を検討していく必要があります。
※キミスカ24卒学生アンケート結果_202212
- 人事の対応に不満があった
先ほどのグラフに戻ってみましょう。
説明会で一番見ているポイントの第二位が「人事の対応・雰囲気」です。
採用活動は、マーケティング活動とも捉えられ、しばしば恋愛にたとえられます。
どれほど希望通りの条件でも、相手の態度やコミュニケーションの円滑さによって志望度は変わってきてしまいます。
たとえば、面接官から非常に威圧的な態度で対応された就活生が、その企業を選ぶ可能性は非常に低いです。
就活生にとっては、その面接官が将来自分の上司になるおそれも充分にあるため、選考辞退を選ぶのはごく自然と言えるでしょう。
また、複数の企業に応募している関係上、レスポンスの速さによって優先順位が変わる点にも気をつけなければなりません。
志望度が同程度の企業が複数ある場合、連絡が早かった企業から優先されていきます。
メールの送信がわずかに遅かったせいでエントリー者を逃すリスクがあるのです。
できるだけ採用のスケジュールを早めに設定し、それを迅速に就活生と共有できる体制を構築しましょう。
- 条件が一致しなかった
アフターコロナの就活生は、給与や就業条件の良さよりも、
仕事のやりがいやストレスの少なさ、企業理念に共感できるかなど、精神的な要素を重視すると言われています。
しかし、それらの要素が同程度の企業に複数応募した場合、条件の良い企業への志望度が高くなるのはごく自然なことです。
したがって、条件面に不満があったために選考辞退に及ぶ可能性も十分に考えられます。
自社が提示している条件が同業他社と比べてどうなのか、一度見直してみましょう。
また、優れた条件を用意するのが難しい場合は、別の魅力でカバーするのも一つの手です。
※キミスカ24卒学生アンケート結果_202212
例えば上記グラフのように
給与面以上に業務内容(何をするのか、それを経験した結果どうなれるのか)に着目して企業探しをしている学生も非常に多いです。
近年の就活生のニーズを把握し、それを満たせれば、条件の不一致が多少あっても選考辞退は減少するでしょう。
- 選考日程が合わなかった
せっかく説明会で魅力を存分に伝えたとしても、選考日程が少なすぎる、調整がつかないことが理由で選考に進めないという状況は非常にもったいないです。
特に、大学3年生時では必須科目や必ず出席が必要なゼミ・研究室活動などの時間割の関係で、
どうしても参加ができない曜日・時間帯がある学生もいます。
選考の日程については柔軟に対応ができる体制を整えていくのが良いでしょう。
対策方法
さて、ここからは、各理由に対しての対策方法をまとめていきます。
当てはまるものがあれば、一つずつ試していきましょう!
説明会の工夫
マストレベル!説明会で伝えた方が良いこと
学生が知りたいことは実は社内にカギが隠れているかもしれません。
<参考記事>
2022年卒 マイナビ学生就職モニター調査4月の活動状況 マイナビ
https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2021/05/monitor2022_3.pdf
企業情報はもちろんのこと
「具体的な仕事内容」「社風・社内の雰囲気」「入社後のキャリアモデル」といった内容が続きます。
まずは、自社の説明会を見直してみて、この3つのポイントを抑えられているか再確認をしてみましょう。
抑えられていない場合は、説明会の中に取り入れることができないか再検討をしてみましょう。
丁寧なコミュニケーションを心がける
企業が学生に送るメールメッセージや、面接における面接官の対応は、そのまま企業へ抱く印象へ直結します。
実際には優れた性格の社員が多くても、これらの要素で悪い印象を就活生に与えてしまうと、それが丸ごと企業へのイメージになってしまうのです。
したがって、選考過程におけるコミュニケーションは可能な限り丁寧に行いましょう。
また、その他にも学生が見ているポイントは意外と多いです。
・選考連絡が早いかどうか
・日程調整の連絡がスムーズかどうか
・説明会や、リクルーター面談で過度にフランクさを出し過ぎてないか
・社内見学で社員とすれ違ったときに挨拶があるか ・・・など
採用担当以外にも協力を仰ぎつつ、採用活動を進めていきましょう。
求人情報の内容を見直しする
人が何かを判断する際、情報量が十分かどうかは極めて重要な要素です。
どれほど良い面をアピールしても、十分な求人情報を提供できていなければ、就活生の関心を惹くのは難しいでしょう。
特に、近年の就活生は情報に対するリテラシーが高く、安直な判断はしない傾向にあります。
したがって、求人情報を見直し、十分に情報提供するようにしましょう。
自社の魅力をアピールするのはもちろんですが、たいへんな部分もしっかりと記載しましょう。
デメリットを隠したままでは、入社にミスマッチを感じる人が増え、早期離職のリスクが高まります。
社内の雰囲気や社員の1日のスケジュールなど、自分の働く姿を想像できるくらい具体的な情報提供をするのが理想的です。
また、定期的に新卒者へ向けた雇用条件の見直しをすることもおすすめです。
厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査』によると、新規学卒者の賃金は大学卒では 22万5400円、大学院 25万3500円でした。
なかなか採用活動の年度途中で見直すことは難しいかもしれませんが、
長期的にみて自社の初任給水準を見直すことは、今後の人材投資へもつながるはずです。
面接の日程・場所を柔軟に設定する
日程が合わないことで選考を辞退してしまう学生がいることは先述しました。
これを解消するには、日程や開催場所、開催方法を柔軟に設定することが大切です。
具体的には、
- 開催曜日、時間を複数予定する
- 開催場所を、本社以外に、アクセスの良い場所に設定する
- 来社開催以外にオンライン開催を検討する など
最後に
就活生に、選考へ上手く進んでもらう工夫ポイントをお伝えしてきましたが、
入り口の説明会の工夫、そして選考への誘導、受け皿の選考調整対応の柔軟さが大切です。
学生の「個」に向き合うことが必要とされる現代だからこそ、
ニーズも多様化する学生に向き合える、ダイレクトリクルーティング「キミスカ」を通じて
学生さんとスムーズにマッチングいただけることを、願っております。