
早期採用の重要性と成功させるための秘訣
- 年々学生の応募者数が減ってきた・・・。
- 早期化っていうけど、採用活動は早めた方が良いの?
採用活動・就職活動の形態が変化している中、
このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、早期採用の重要性と押さえておきたいポイントをキミスカで早期採用を成功させた企業の事例も交えつつ紹介します!
早期採用が重要な理由
近年、新卒市場でよく耳にする言葉が「早期化」です。早期化とは就活生の就職活動、企業側の採用活動を行う時期が早くなることを指します。表1・図1を見てわかる通り、就活生の内定を獲得する時期は年々早くなり、それに伴い進路を確定する時期も早くなっていることがわかります。
表1 就職内定率
図1 進路確定率
<参考記事>
就職みらい研究所【就職プロセス調査(2026年卒)「2025年5月1日時点 内定状況」】(2025年5月)株式会社インディードリクルートパートナーズ
https://www.indeedrecruit-partners.co.jp/wp-content/uploads/2025/05/20250514_76bVnk_01.pdf
特に理系学生や関東エリアの学生ほど早期に内定を獲得し就職活動を終了する傾向にあります。採用活動を行う時期が遅くなるほど就活生と接触できる機会が減っていき、採用が難航する恐れがあります。できる限り採用時期を早めることが重要と言えます。
では、いつから具体的にはいつから採用活動を始めるのが良いのでしょうか?
学生がインターンシップ先を探し始める時期・本格検討の時期から、アプローチすべき時期を見ていきましょう。
図2 インターンシップ募集情報(企業)を探し始めた時期
<参考資料>
キャリタスリサーチ【インターンシップ等に関する特別調査】(2025年3月)株式会社ディスコhttps://www.career-tasu.co.jp/wp/wp-content/uploads/2025/03/202503_internship_chosa.pdf
図2 インターンシップ募集情報(企業)を探し始めた時期
<参考資料>
キャリタスリサーチ【インターンシップ等に関する特別調査】(2025年3月)株式会社ディスコhttps://www.career-tasu.co.jp/wp/wp-content/uploads/2025/03/202503_internship_chosa.pdf
図2・図3のキャリタスリサーチの結果によると、夏インターンシップへの参加を見据え大学4年生になったタイミングから徐々にインターンシップに関する情報収集を始め、特に6月~8月で学生の行動が活発になる傾向にあるようです。
この期間でのいかにターゲット学生のエントリーを獲得し、インターンシップの参加に繋げることができるかが、インターン成功のカギとなります。
インターンシップについて
ここでは、インターンシップについてより深堀していきます。そもそもなぜインターンシップを行う必要があるのか、就活生はインターンシップに何を求めているのかを理解することで早期採用成功に近づくことができます。
‐ インターンシップの重要性
図4 キミスカ学生調査 インターンシップ参加経験の有無
2024年12月度 26卒就活状況に関する学生アンケート結果報告レポート
図5 キミスカ学生調査 インターン参加企業からの選考案内状況
2024年12月度 26卒就活状況に関する学生アンケート結果報告レポート
図4、図5はキミスカ利用学生に向けて行った学生アンケートの結果です。
まず図4を見ると、90%以上の学生が「インターンシップに参加したことがある」と回答していることから、早期からインターンシップに参加して就活を進めることは学生にとってあたりまえなことになっているといえるでしょう。
また、インターンシップ参加後は参加先企業から早期選考の案内を受けているケースが多く、インターンシップが「選考への集客」 という点においても重要な要素となることが分かります。
図6 内定承諾をした企業のインターンに参加していた割合
また、図6を見ると内定承諾先の企業のインターンには43.8%の就活生が参加していたことが分かりました。インターンに参加したことで業界理解や企業理解が進み、就活生の意思決定の手助けになっているのかもしれません。
‐ インターンシップに参加する理由
ここでは、就活生がインターンシップに参加する目的を見ていきます。図7は株式会社インディードリクルートパートナーズが2025年3月時点で26卒学生に向けて行ったアンケートです。
回答数が多かったのは「業種理解」「仕事理解」です。特に夏インタ-ンシップの時点では、業界に関する十分な知識を得られておらず、具体的な業務内容などについて理解が曖昧な学生が多いです。
志望業界・職種が決まっていない時期だからこそ、インターンシップを通して企業理解を深められるようなコンテンツを用意することで満足度の高いインターンシップを実施することができるでしょう。
図7 インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムへの参加目的
<参考資料>
株式会社インディードリクルートパートナーズ(2025年4月25日発行)
「【2026年卒 就職活動TOPIC】インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムへの参加状況(3月時点)」
https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2025/04/topic_26s_20250425.pdf
26卒で早期に接触した就活生から承諾を獲得した事例
最後にキミスカで早期から採用活動を行い、採用成功した事例を紹介します。少しでも早期採用の参考になれば幸いです。
- 事例1
- 事例2
最後に
いかがだったでしょうか。上記2社は夏インターンシップ経由で内定承諾者が出ている企業です。もちろん早期から採用活動を始める分、就活生を繋ぎとめるための工数や施策が追加で必要にはなりますが、接触数や魅力付けの場を増やせるというメリットがあります。
特に、ここ数年で応募者数や接触数が減ってきたと感じている企業は、ぜひ採用活動を前倒しし、早期採用にチャレンジしてみましょう!