
理系を採用するには?
- 理系の学生にスカウトを送っているが、なかなかエントリーがこない…。
- 実際に会えたものの、志望度を上げられない…。
そんなお悩みはございませんか?
今回は、理系学生を採用する上でのポイントをお伝えいたします。
目次
理系学生は需要が高いかつ動きが早い
新卒市場の文理比率は7:3ほどで、キミスカも同じくらいの割合になっています。
理系学生をはじめとする、専門的な知識を持った人材の需要は高まっている一方、理系学生は全体的に減少していることもあり、その採用は難しい状況です。
就活を終了する時期も文系と比較し早くなっており、文系の学生が6月以降に集中しているのに対し、情報系学生は就職活動解禁前の2月までの終了者が2割を超えています。
この時期に就活を終了するということは、その3〜4ヶ月前には企業と初回接触をしていると予測ができます。
理系学生を採用するには遅くとも1〜2月には初回接触をする必要がありそうです。
▼就活終了時期資料
<参考資料>
キャリタスリサーチ【2023卒 理系学⽣の就職活動(専攻分野別)】(2022年9月)株式会社ディスコ
https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/rikeigakusei_chosa202209.pdf
スカウト受信数が多い学生にこそ丁寧なスカウト文を
‐ スカウト受信数が多い学生への訴求
理系学生を含む企業が求めるターゲット学生は多くスカウトをもらっている傾向があります。
だからこそ学生に合わせてスカウトをしっかりとカスタマイズをする等丁寧な対応が重要です。
その際、スカウト文作成のポイントの記事も合わせてご確認ください。
‐ 理系学生ならではの訴求
理系学生はその仕事が「自分が学んできたことが活かせるのかどうか?」を重要視する傾向があります。
その証拠に専攻を活かした就職をする人が約6割を占めている結果となっています。
<参考記事>
キャリタス就活2024【専門分野以外で活躍する!理系学生の就職】株式会社ディスコ
https://job.career-tasu.jp/2024/features/science/nonspecialized/
専攻とは関係ない職種でも学んできたことが活かせるのかどうか?は大切な指標になると考えられます。
そのため、スカウト文に研究内容を活かせそうと思わせる訴求をしていただくと、より理系学生に振り向いてもらいやすくなります。
エントリー後の対応も丁寧に
エントリーをしてくれたら安心!というわけにはいきません。その後インターンシップや説明会、選考に進んでいただいて内定承諾してもらうまで気は抜けません。
‐ エントリー直後のメッセージ
下記は理系採用をしている企業様のエントリー後メッセージの一例です。
エントリー後のメッセージもスカウト文のようにカスタマイズをして、学生に興味を持った理由を書いています。
とても大変そうと思われるかもしれませんが、理系を採用するためにこれくらいの対応をしている企業がいるということはぜひ知っていただきたいです。
エントリー後の対応について、基本的にはファーストコンタクト率向上の記事を見ていただければご理解いただけるかと思います。
‐ 学生との接触の際
インターンシップ、説明会、面接等学生とお会いする機会は、企業の魅力をアピールするチャンスです。
その証拠に、下記グラフをご覧ください。
▼ 就職決定企業で働きたいと思ったタイミング
<参考記事>
キャリタスリサーチ【2023卒 理系学⽣の就職活動(専攻分野別)】(2022年9月)株式会社ディスコ
https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/rikeigakusei_chosa202209.pdf
理系学生はインターンシップ時に志望度が上がっています。そのため、インターンシップのプログラムや会社の雰囲気はかなり重要だと伺えます。
情報系は選考を重ねていく中で志望度が上がっているため、面接官の対応等が重要になるでしょう。
インターンシップ、説明会、面接等の機会は企業側はもちろん学生を見て評価していますが、学生側も同じく企業を見定めています。
説明会・面接で学生が企業のどこを見ているのか?下記のグラフをご覧ください。
▼【キミスカ】24卒学生アンケート結果_202212
対応・雰囲気を気にする声は圧倒的に多く、説明会では人事だけではなく現場社員との座談会や社長が登壇して今後のビジョンを話すコンテンツ等で志望度が上がったとの意見がありました。
逆に、他社をおとすような発言、説明時間が短すぎる等で志望度が下がったという意見もありました。
説明会、インターンシップ、個別面談等の対応についてはぜひ選考中フォローの記事をご確認ください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
理系採用はハードルが高く大変ですが、他社も同じように頑張っていることを理解し、より貴社に合った方にぜひお会い頂きたいです。
そのため本記事をご参考にしていただけますと幸いです。