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学生は就活時にどんな情報を見ている?(インターンシップ期)

インターンシップは、ターゲット学生と早くから接点を持ち、選考に繋げていただくうえで重要な機会となります。

就職活動の早期化も進み、インターンシップを開催される企業様が増えておりますが、

  • 学生が求めている情報が分からない
  • どんな情報を載せれば良いか分からない
  • どのタイミングでインターンシップの詳細を案内すべきか迷っている
  • インターンシップ参加学生の本選考参加率が低い

そんなお悩みはございませんか?

今回はインターンシップ期の学生がどのような情報に注目しているのか、
そしてキミスカ上での効果的な案内の方法についてご案内いたします。


目次

  1. インターンシップ期の学生の心理について知る
  2. 学生が求めている情報
  3. 最後に

インターンシップ期の学生の心理について知る

インターンシップの開催にあたって「ターゲットとなる学生の求める情報を適切なタイミングで案内すること」は、とても大切なポイントの一つです。
学生が必要としている情報は、下記のように大きく2つに分類することができます。

①基本情報…(例)日程・開催地
②コンテンツの魅力…(例)当日学べること・体験できること

基本情報を適切に案内することによって学生に安心してエントリー・参加予約をしてもらうことができ、ターゲットに合わせたコンテンツの魅力を適切に案内することで学生の参加意欲を高め、エントリーする理由を作ることに結び付くと考えられます。

学生が必要としている情報は、個人の就活の経験値や選考の進捗によっても異なりますが、まずは基本となる時期別の学生の心理について知り、インターンシップの案内に反映していただけますと幸いです!

- 夏インターンシップ期の学生心理

マイナビが24卒の学生に対して実施したアンケートでは、就職活動に関する今後の方向性について「就職活動の方向性は検討中」と回答した学生が全体の6割超となりました。
視野を広げて就職活動を実施していく学生が多いことが分かります。

<参考記事>マイナビ「2024年卒 大学生 インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)」(2022年8月)株式会社マイナビ
https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2022/08/s-internship-24-7.pdf

インターンシップを選ぶ際、学生から重要視されている情報は「コンテンツの内容について」です。

キミスカ利用学生を対象とした学生アンケートでは、インターンシップを選ぶ際に重視するポイントとして、「インターンシップの内容」という回答が最多となりました。
興味のある業界の中で、魅力を感じたコンテンツのインターンシップを探す学生が多いと考えられます。

<参考記事> キミスカ「2023年6月実施 25卒学生アンケート結果」

夏の時期は希望業界や希望職種を検討中の学生も多く、希望業界でなくともインターンシップのコンテンツ次第では参加に結び付きやすい傾向にあります。

インターンシップのコンテンツに興味を持ってもらい、本選考期にはなかなか会えない学生とも接触することは、貴社の魅力を知ってもらえるチャンスにもなります。
ぜひコンテンツの内容の魅力を充実させたスカウトを学生に送っていただければと思います!

また、就職活動を始めたばかりの学生も多く、「早期から動き始めて就職活動を成功させたい!」という熱意はありつつも、経験がないため漠然とした不安を抱えている学生が多い時期であるといえるでしょう。

夏の時期は特に就活全体の取り組み方や、業界について知識を深められる内容などにもニーズがありますので、
学生の就活の状況から、効果的なコンテンツについてご検討いただければと思います。

- 秋冬インターンシップ期の学生心理

では、夏のインターンシップを終え、新たに就活を始める学生も増加する秋冬の時期では、
学生心理はどのように変化するのでしょうか?

キミスカ利用学生を対象とした「秋冬インターンを選ぶ際に何を重視しますか?」というアンケート回答では、「内容」の回答が最も多いという結果になりました。
コンテンツでの魅力付けは、夏の時期に継続して重要になると考えられます。

<参考記事> キミスカ「2022年9月実施 24卒学生アンケート結果」

また、「秋冬インターンには何を最も期待しますか?」というアンケートでは、「選考に進みたい」との回答が半数以上でした。

<参考記事> キミスカ「2022年9月実施 24卒学生アンケート結果」

実際に学生の満足度の高いインターンシップのプログラムは下記のようなコンテンツがあり、「業務の体験ができる」「社員とコミュニケーションがとれる」コンテンツは満足度が高いといえます。

下記のようなコンテンツをご実施いただく際は、ぜひ貴社インターンシップの魅力としてしっかりと学生さんに伝えていきましょう!

<参考記事> 就職みらい研究所「【2024年卒インターンシップ・就職活動準備に関する調査】」(2022年11月1日)株式会社リクルート
https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/topic_24s_20221101.pdf

秋冬の時期は、その後の早期選考に目を向けた就職活動をする学生が多くなっていきます。
インターンシップ参加学生へ早期選考の案内がある場合、大きな魅力の一つとして捉えてもらえる可能性は高いです。

このように、夏期と秋冬の時期ではインターンシップに参加する目的や、学生心理は異なります。
ターゲット学生が求める情報を、時期に合わせて適切に案内することが大切になります。

学生が求めている情報

では、実際にどのようなタイミングと方法で案内すれば良いのでしょうか?
キミスカ上では、エントリー前後で見られる情報が異なるため、適切な方法で案内することはとても重要です。

具体的な導線としては、以下の図の通りです。

このようなキミスカ上の情報の導線について知り、そこに合わせて案内する情報のボリュームもコントロールできればより効果的な案内が可能であると考えられます。

ここからはキミスカでのインターンシップの案内の際の活用方法を、上記の情報の導線に沿って紹介いたします!

- インターンシップ予約前

- おすすめ活用法①【スカウト文】
では、どのようにインターンシップの魅力を伝えていくのか…
事例を交えてご紹介いたします。
まず活用していただきたいのが【スカウト文】です。
スカウト文は、学生が企業の情報として一番初めに目にするものです。
つまり、スカウト文の内容に興味を持った学生が、その後企業ページを確認するという流れになります。

スカウト文はまず企業に興味をもってもらうきっかけを作る場として、
ターゲット学生に合わせた企業・インターンシップの内容の魅力を中心に案内の仕方を検討いただければと思います。

■スカウト文中でのインターンシップの案内方法の一例
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当日のコンテンツはこちら☆
【キミスカ特別開催】
・●●業界の仕事体験!
弊社社員から個別に5分間フィードバックさせていただきます。
・先輩社員との座談会!
3年目で海外勤務をしている社員も。様々なキャリアアップをしている先輩社員と少人数でじっくり話せます。(人事は退出します)
・スカウト特典としてご希望であれば早期選考のご案内!
通常は会社説明会後、ES選考がございますが、[:USER:]さんはキミスカのプロフィールを拝見し、すでに通過となりました!
ご希望の場合、説明会参加後、別日で面接となりますので、ぜひ特別フローでご参加いただきたいと思います。
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上記の一例では、「仕事体験」「座談会」といったコンテンツの名称だけでなく、実際に体験することでどんなことを学べるのか、どんな体験ができるのかという「参加する目的」をイメージさせる内容が記載されています。

また、【キミスカ特別開催】というような限定感のあるフレーズを入れているのも、スカウト型でのインターンシップの案内として魅力的に映ると考えられます。

- おすすめ活用法②【説明会管理】
説明会管理機能とはキミスカ上で学生にインターンシップや説明会のプログラムを伝え、日程の予約までエントリー直後に誘導することができる機能です。
先述したようにスカウト文は、学生が企業の情報として一番初めに目にするものですので、
貴社の魅力を優先度をつけて記載することが必要になります。
それに対して説明会管理機能では、概要欄を活用しエントリー後の学生にプログラムの詳細をより具体的に記載いただくことができます。

例えば、

  • 当日の進行スケジュール
  • 参加するメリット
  • こんな人におすすめ!

といった細かい情報まできちんと記載していただくことで予約の後押しになるように、
学生に向けて〈過不足なくかつ魅力的に〉伝えていただけます。
この機能を活用して、貴社に興味を持ってくれた学生に対して詳細情報を提示することで、安心して予約してもらえる環境を作っていただければと思います。

- おすすめ活用法③【エントリー自動返信】

また、日程の案内はタイミングも非常に大切です。
学生の温度感の高いエントリー直後のタイミングで案内をすることで、その後の予約に繋がりやすくなります。
そこで、【エントリー自動返信】の機能を活用し、エントリー学生へ即時にメッセージをお送りいただければと思います。
エントリー自動返信では、上記で説明した説明会管理を添付して送ることができますので、ぜひ説明会管理と併せてご利用ください。

メッセージ内では、エントリーの御礼とともに、改めてインターンシップに参加したい!と思ってもらえるよう、再度情報を記載できるとよいでしょう。

機能の使い方の詳細については、下記ヘルプページをご参照ください。
▼エントリー自動返信設定とは?
https://kimisuka.com/company/help/1506/

- 予約完了後から当日まで

「学生からインターンシップの予約が入ったら、あとは当日を待つのみ!」
と思っていませんか?

学生からインターンシップへの参加予約が入ったあとも、学生が安心して当日を迎えられるよう、プログラムの詳細についてご案内をしましょう。
予約の判断には関わらなくとも、学生がインターンシップの参加にあたって気にする情報があります。

当日、安心して参加してもらうために、詳細の案内もしていただければと思います。
学生が参加当日までに知っておくと安心できる内容がいくつかあるので、確認していきましょう。

<参考記事> キャリタス就活「2024年卒特別調査 インターンシップ等に関する特別調査」(2023年3月)株式会社ディスコ
https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/04/internshipchosa_202304.pdf

具体的には2つ種類があります。
1つ目はインターンシップに参加するための必要事項

  • 服装
  • 参加URL(オンラインの場合)
  • 事前準備内容の有無
  • 当日の緊急連絡先


2つ目はインターンシップに参加することで得られる学生の体験

  • インターンシップの目的
  • 当日身につけられるスキル・得られる情報
  • どんな社員の方の話を聞くことができるか


などの案内ができていると良いでしょう。
説明会管理の概要の欄を使用したり、サンクスメッセージの中でご案内いただくのをお勧めいたします。

- おすすめ活用法①【サンクスメッセージ】

まず、インターンシップに予約してくれた学生には、ぜひ予約の御礼と詳細の案内としてサンクスメッセージをお送りしましょう!
「エントリー後のメッセージ」としてテンプレートにご登録いただき、学生に案内していただければと思います。
サンクスメッセージには上記で記載したポイントをぜひ記載してみてください。

機能の使い方の詳細については、下記ヘルプページをご参照ください。
▼「エントリー後のメッセージ」テンプレート設定
https://kimisuka.com/company/help/1491/

- おすすめ活用法②【リマインドメッセージ】

インターンシップの開催日の前日には、リマインドメッセージを活用して再度プログラムの案内をしましょう。
リマインドメッセージを設定すると、前日に予約学生にリマインドメールが自動配信されます。
開催前日に再度案内をすることで、参加忘れの防止と参加意欲の向上を測っていただければと思います。

リマインドメッセージは、キミスカ運営事務局より学生がキミスカに登録しているメールアドレス宛に送信されます。
学生がキミスカ運営事務局を受信拒否していた場合、リマインドメッセージの確認ができませんので、オンライン開催時のzoomのURLなど、重要な内容はキミスカ上のメッセージでご案内いただくことをおすすめします。

機能の使い方の詳細については、下記ヘルプページをご参照ください。
▼前日リマインドメールとは?
https://kimisuka.com/company/help/137/

サンクス・リマインドメッセージの文例は、下記リンクのキミスカポータルのお役立ち記事にてご覧いただけますので、ぜひ併せてご覧ください。
▼ファーストコンタクト率を向上させるポイントは? サンクス・リマインドメッセージの重要性
https://support.kimisuka.com/blog/22#646aed577a4b0b070f1e8ee8-1684729474661

- プログラム当日

ここまでは主にインターンシップに参加してもらうまでに焦点を当ててご紹介しました。
つぎにインターンシップ当日に意識してもらいたいポイントをご紹介します。
インターンシップ当日は、学生がインターンシップに参加した目的を考え、目的を達成できるように働きかけることが大切です。

インターンシップへの満足度を高めることは、より多くの学生にその後の選考に参加してもらうためにも必要な要素となるためです。
インターンシップから実際にその後の選考に進んでもらうために特に大事なポイントは、以下の通りとなります。

- 企業説明の工夫

企業の概要についての説明はもちろんのこと、「具体的な仕事内容」「社風社内の雰囲気」「入社後のキャリアモデル」などの内容は学生が知りたいと考える内容です。
上記のような内容を入れていただくことで、学生の参加目的も達成することができ、参加後の満足度を高めることができると考えられます。
企業の説明をする際は、ぜひこのポイントを押さえて内容を見直していただければと思います。

<参考記事> マイナビ「2022年卒 マイナビ学生就職モニター調査4月の活動状況」(2021年5月)株式会社マイナビ
https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2021/05/monitor2022_3.pdf

- 丁寧なコミュニケーションを心がける

学生に対するいち社員の対応が、そのまま企業へ抱く印象へと直結します。
学生とのコミュニケーションは採用担当以外の社員様の協力も仰ぎながら、可能な限り丁寧に行いましょう。

特に、

  • 当日のコンテンツの中で、過度にフランクさを出しすぎている
  • 社内見学で社員とすれ違ったときに挨拶がない

などのポイントは悪い印象を学生に与えてしまう可能性が高いため、ご注意いただければと思います。

詳細については下記お役立ち記事に記載されておりますので、こちらの記事も併せてご覧ください!
▼「説明会から選考へ上手く進んでもらえるポイントとは?」
https://support.kimisuka.com/blog/21

また、プログラム終了後に関しても、学生と定期的に連絡を取っていただくことを推奨しています。

<参考記事> マイナビ「2024年卒大学生 インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)」(2022年11月)株式会社マイナビ
https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2022/11/s-internship-24-10.pdf

上記のグラフより、企業からの定期的な連絡は、企業の印象をプラスに変化させ、選考へ進む意欲を高める効果があることが分かります。
特に夏のインターンシップ後は選考開始まで期間が空いてしまうため、定期的に連絡を取ることを特に意識していただければと思います。

- プログラム終了後のやりとり

ここからは、プログラム終了後の学生とのやり取りにご活用いただけるキミスカの機能についてご紹介します。
キミスカの説明会管理機能をご利用いただいている場合は、参加者に向けてメッセージを一括送信できる機能があります。
説明会グループ一覧 > 日程管理 > 参加者詳細 > 参加者一覧 よりチェックを入れた学生へのメッセージの送信が可能です。

「すべてチェック」で日程別でインターンシップ参加学生にメッセージを一斉送信いただくことも可能です。
個別メッセージではインターンシップのフィードバックなど、振り返りの連絡の際に、一斉送信のメッセージではその後の選考の案内などでお役立ていただければと思います。

このように対応していくことで、学生がもつ「具体的な業務内容について知りたい」「社内の雰囲気を体感したい」「早期選考の案内が欲しい」などのインターンシップに参加する目的を達成することができます。

インターンシップ当日、その後の選考に進みたくなるような貴社の魅力をお伝えいただくことで、さらに満足度を高め、その後の選考へと結び付けていただければと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。
インターンシップ期の学生は、

  • インターンに参加することで得られるもの(メリット)
  • 当日のスケジュールや持ち物など、参加するにあたっての必須の情報
  • その後の選考への案内

などの情報に注目しています。

また、学生がどのような情報を求めているか知り、求められる情報を適切に、かつ具体的に案内いただくことが重要になります。
意識するポイントも多く、大変に思われるかもしれませんが、インターンシップからの採用で成功している企業様は、本記事に記載したポイントを意識してお取り組みいただいていることが多いです。

ぜひ、学生の気持ちに寄り添った運用をご実施いただければと思います。
本記事がインターンシップの案内の参考となれば幸いです!